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2013年 07月 17日

鯖石川のルーツと毛利のルーツ

かねてより 鯖石川の名前の由来が何処からきたものか疑問に思っていました

鯖石川は十日町蒲生(旧松代町)の頸城丘陵を源泉地とし 北上して鯖石ダムで石黒川と合流して高柳を通り下って柏崎市安田付近で長鳥川 同市上原で別又川と合流して日本海に注ぎ込む流程48キロの新潟県管理の二級河川です
名前からの印象では鯖のような紺青色の川石がいたる所に在るか或いは群生している場所があるというのが私のイメージでした しかしちょっと雨が降ればすぐに土色になってしまう用な泥川です なぜ鯖石と呼ばれているのか不思議でした

数日間かなりの雨が降りました
高柳を流れる鯖石川です
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上流の鯖石ダムでも放水しているのでしょう 水量がいつもより断然多いです
かつての ダムができる前の 鯖石川は梅花藻(バイカモ 清流に自生する水草でキンポウゲ科の多年草)が自生するほどの清流で土色に濁ってもすぐに回復する川だったそうです
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先日 知人のS矢さんにゼゴンを知っていますかと問われました
「ゼゴン?それは何ですか あっそうだ ゼゴンの滝 と云うのを聞いた事があります」と答えると
「そう そのゼゴンです そちらの方面で廃寺の本堂を移築して「ごぼう庵」と名ずけてお茶を飲ましてくれる所があるから行きましょう」と誘われて行って来ました ゼゴンとは地名の事で「善根」と書くのだそうです (ごぼう庵の所在地は南条といい 善根にほど近い地域にありました)



「ごぼう庵」です今年の春からはじめたそうです 高台の山林を整地して建てられていました
山林の入り口には佐橋神社の案内がありました
建物の周囲にはこれから植樹されるでろう植物の苗が沢山並べてありました
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男の方がオーナーの関さんです この地を先祖来守り続けている方です
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ごぼう庵の向かい側の一段高い所に神社が在りました
石碑には佐橋神社の文字が読み取れます
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参道を行くとお社がありました 佐橋神社です
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境内に新しい石碑がありました みちしるべ no.13 柏崎青年会議所とあります
そして ここに毛利のルーツと鯖石のいわれが書かれていました
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いわれとして書かれていたのは下記になります

毛利元就ルーツの地 
佐橋神社は 佐橋庄の庄園居館のあった場所で ここを拠点に7カ村に及ぶ広大な領地を経営し、現在の「鯖石」の語源になりました 
鎌倉時代、源頼朝の重臣、大江広元の孫にあたる毛利経光がこの丘に移り住み。その後の越後毛利、西国毛利の発祥の地になったことで知られています。「三本の矢」の故事を残した毛利元就のルーツの地であり、学問を好む風土は、江戸時代の教育者 藍澤南条にも引き継がれた。 とありました  

古来より北国の交通の要衝であった柏崎には柏崎七街道と呼ばれる道があって地域の特色よりそれぞれに名前がついています「北国街道、綾子舞街道、からむし街道、じょんのび街道、鯖石街道、石油街道、そして毛利街道」 (これらの呼名は近年名付けられたようです)毛利街道があの西国毛利に関わっていることは聞き知ってはいていずれ調べて見ようとおもっていたのですが 突然に毛利発祥の地そして鯖石の語源の地に出会って感激でした


もう少し詳しくとネット検索していると「鯖石」と呼ばれる石が南鯖石地区の行兼に実際にあることがわかりました
後日 探索に出かけましたました
ネットの情報は地域名と現場の画像のみです なかなか見つかりません 近在の方に訪ねても聞いたことはあるけれど場所まではと首をひねるばかりです それはそのはずです 「鯖石」は個人の御宅の庭先にあったのです 画像に似た家を探し当てて 訪ねると上品な老婦人が出て来られました「その石ならそちらにありますなど話しているとちょうど家の方々が帰って来られました そして親切に案内して下さいました

案内をして下さった ご当家の若旦那の石塚さんです シャキッとダンディーな方で(株)石塚組と言う土木建築会社の社長さんでした
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「鯖石」は手入のゆき届いた広い庭の中にありました
石が見えているのは一部分であとは地中に埋まっているのだそうです
きっと 地中には鯖の様な形の色の石があるのに違いないでしょう
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石塚さんの御宅は山裾にあります そして庭の脇に鳥居があって山の上に向かって石段が続いています
神社があります行ってみましょうと案内されました
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急な石段を登ると社が在りました 諏訪神社です
静けさの中 山百合とその香りの囲われて居ます 時折響くカナカナの鳴声が印象的です
この山も石塚さんの山で神社の管理をしていて 毎朝ここに来ては一日の無事を祈願しているそうです
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案内ありがとうございました

さて S矢さんが私たちを「ごぼう庵」を紹介して下さったのにはもうひとつ理由が在りました
店内に展示してあった竹細工の作家のアトリエに行こう言うものでした

by Guruguruhouse | 2013-07-17 00:00 | 高柳町通信


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