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2016年 02月 15日 ( 1 )


2016年 02月 15日

奇祭 バイトウ

2月14日 
十日町市川西町大白倉地区に伝わる奇祭「バイトウ」に行ってきました
例年ならば1月15日に行なわれているはずのお祭りですが雪が降らずに1か月延期されていました

グルグルハウスから大白倉までは車で約15分の距離、国道252号線から小国町方面に向う山の中にある小さな集落です。時々 利用するこの道沿いのこの地域に「バイトウ」の看板が所々にあり意味がわからないないまま気になっていたのですが、ある時 民俗学好きの友人から火を使ったお祭りであること、過疎も進んでいつまで存続するかわからないから是非とも観に行くといいよと言われて行って来ました

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渋海トンネルを抜けると間もなく集落です
何処でやっているのかと思いきやすぐ道沿いに大きな積みわらようなものを確認しました
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雪の土台の上に建つ竪穴式住居のようです。
お祭りが始まる時間より若干早いのですが入って行くことにしました
集落の方々でしょうか すれ違う時にいらっしゃいと声をかけてくれます 嬉しい言葉です
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入り口のムシロの間から恐る恐る覗き込むと「お入んなさい!お入んなさい!」と大きな声でお誘いです。思わず引き込まれてしまいました。中は結構な大空間です 。直径8m高さ10m位でケヤキ等の小木を組み合わせその上に藁束を葺いてありました。若い女性の方が声をかけて下さいました。「酒になさいますか?」「いいえ 車でなのでの飲めません。」「豚汁がありますからお座りください。」焚き火の廻りのゴザの下にも藁が敷き詰められていてふかふか寒さも感じません。
すでに何人の方々がくつろいでいます。大きな声で声をかけて下さった方が座長さんのようです
バイトウの由来についてお伺いしてみました
ちょっと歯切れが悪く「 実はわからないのです。古文書も火事で焼失してしまいました 長老さえも
由来がわかりません。」「漢字ではなくカタカナですが外来語、アイヌに蝦夷或は外来に関係するのですかね?」と言うと「この辺は30㎝も地面を掘ると縄文土器がゴロゴロと出てきます。石仏やら道祖神などの遺跡も多く、大昔から人々の暮らしがあったのです。修験者が来る様な土地でもありこのような五穀豊穣をを願うお祭りが作りあがったのでしょう。」と言われました。
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豚汁を頂きました お代わりまでさせてもらいました 美味しかった
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一度 用事を済ませて再びきました 中には沢山の人が入っています ざっと見て60人位かな。
ちょうど空いた焚火の近くに座らせてもらいました。再び豚汁、竹棒で餅を炙って食べさせてもらいました。焚火の焔と暖かさに幸せを感じつつほっこりしてしまいました。まどろんでいると座長さんが今日は風、天気も悪くなりつつあるので少し早めに火を放ちますとの事、その前に締めの天神囃子を歌いますとの事、座長さんともうひと方の二人でトウトウと歌い始めました。歌声は焚き木の焔とと共に小屋に充満して行きます。周辺からも合唱が聞こえてきます。五穀豊穣を祈る事ってこんな感覚なんだ~と実感しました。(言祝ぎの天神囃子は始まりの時にも歌われるそうです)
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会場の中の方々に声掛けして火付け係をつのりました
松明を使い点火するようです。手順を説明して着火です
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凄い煙で充満するので慌てずに退避して下さいと言ってたとおり煙が出ました
外から見ることにしました
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瞬く間に火柱となりました 焔が周囲を照らします火の粉や煙は闇夜の空深くに消えてゆきます。
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概ね燃えて骨組みが見え始める頃 座長さん集落の方が挨拶に登られて今年の豊穣祈願が上手く行った事、お祭りを見守った観客に御礼を述べて万歳三唱をやって終了しました
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以前 80戸あったと言う家も今は13戸になっているそうです。ボランティアの方々の支えを得て運営していかなければ難しい状況になっているようです もう地元の祭りじゃ無いよなどと言う声も聞こえました 
この辺ならどこでも抱えている問題です やはり、やる気のある地元の方々がいる限りは再編してでも伝承してほしいと思います  祭りの焔の温もり、心遣いの中に日本人の根源があると感じて帰路に着きました
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by Guruguruhouse | 2016-02-15 01:15 | 高柳町通信